東京都板橋区の東武東上線ときわ台駅で踏切に入った自殺志願の女性を助けようとして電車にはねられた警察官が亡くなりました。優しい、誠実な「みんなのお巡りさん」だったそうです。
使命に殉じた「勇気ある町のお巡りさん」を思うと、同じ人間として誇らしくもあり、またご家族のことも思うと、複雑な気持ちですが、こんな言葉を思い出します。
「何か重大なことが起きたとき、ひとは皆誰かがこのことについて何かしなければならないと考える。だが、自ら進んで何かをやる人は極めて少ない。大部分の人は、誰かが何かをしなければいけない、だが、なぜ私が≪Why should I≫と自問する。ごく少数の人は≪Why shouldn’t I≫ なぜ私がやらなくていいのか、と自問する。この二つの自問自答の間に人類の道徳的進化の過程が横たわっている。 」
ウィリアム・ジェームス『宗教的経験の諸相』より
判断のいとますらないなかで、「なぜ私がやらなくていいのか!?」と自問し、勇気をもって即断したおまわりさんを忘れまいと思います。そして、私も常に、「なぜ私がやらなくていいのか!?」自問していきます。


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